こんにちは!「ぐっすりねむり隊」のリンコです。
最近は快適な睡眠のために様々なグッズや睡眠方法が開発されていますよね。
そのなかでも、香りを用いた快眠方法はよく知られているのではないでしょうか。
アロマテラピーなどに用いられる香りは、そのリラクゼーション効果により、身体の緊張をほぐし快適な睡眠を実現してくれるのだとか。
そこで今回はアロマと安眠について解説します。
安眠に効果的なアロマとは?さまざまなアロマ活用法をご紹介
1.アロマと安眠の深い関係
充分な睡眠が摂れないということは、とても辛いものです。
安眠は身体の健康のみならず、精神的な健康のためにも大変重要。とはいえ、薬などを常用して眠りにつくのはあまり好ましいとは言えませんし、使い続ければ身体に悪影響を及ぼすこともあります。
大切な安眠を手に入れるうえで非常に効果的な方法のひとつに、アロマを活用するという手段があります。 医薬品でないとは言えアロマの効果は非常に高く、医療や介護の分野あるいはエステサロンなどでも利用されています。
1-1.アロマによるリラックス効果で安眠を手に入れる
安眠を手に入れるためには、睡眠前に「夜の神経」とも言われる副交感神経に切り替わっていることが大変重要です。 しかし、眠る前に緊張、興奮状態にあると交感神経が優位になってしまい、寝つきが悪くなる原因に。
そこで有効なのが、リラックス状態へと導いてくれるアロマです。アロマの香りの効果によって心が落ち着き、安らぐことで副交感神経が優位な状態へと切り替えてくれるのです。
また、安眠をするうえではα波の脳波を引き出すことが大切ですが、その点においてもアロマはとても効果的なものと言えます。
しかしアロマにもさまざまな種類があるため、睡眠の前にリフレッシュ効果や覚醒効果のあるアロマを使用してしまうと逆効果になってしまうことも。 数あるアロマのなかでも、きちんと安眠に適した香りを選ぶことも必要です。
1-2.安眠におすすめのアロマはどんな種類?それぞれの効果を比較
アロマの香りにも、オレンジやグレープフルーツといった柑橘系や、ラベンダーやローズといった花の香り、また、ヒノキなどの森の香りなど実にさまざまな種類があります。
香りによって期待できる効能が表示されている場合が多いので、まずは希望する効能の中から選びましょう。自分と相性が良さそうな香りを選ぶためにも、実際に嗅いでみることをおすすめします。
1-2-1.ラベンダー
ハーブ系の中でもラベンダーは誰でも一度は聞いたことがある名前だと思いますが、ラベンダーは安眠を誘うハーブとしても有名です。
ラベンダーには、精神をリラックスさせる作用があります。イライラしているときや、考え事ばかりでなかなか寝付けないときにも心を落ち着かせてくれる作用があるため、ラベンダーティーやポプリなど幅広い用途で使われています。
1-2-2.ベルガモット
ベルガモットは、イタリアを原産とする柑橘系の果物です。その特徴的な香りから、紅茶のアールグレイの香りづけや、香水・化粧品の香料として応用されています。
また、さまざまな香りと相性の良いアロマオイルとしても有名で、上記にあるラベンダーと同じく「酢酸リナリル」や「リナロール」といった鎮静作用のある成分を多く含むことから、特に精神的ストレスや精神疲労に優れた効果が期待できます。
1-2-3.シダーウッド
シダーウッドとは、マツ科やヒノキ科の針葉樹に由来するアロマのこと。
シダーウッドのなかに含まれる「セドロール」という成分は、自律神経に作用して呼吸数や心拍数をゆっくりにする効果があるため、心身をリラックスさせることができます。
2.安眠アロマを楽しむためのさまざまな方法とは
このように安眠に役立つさまざまなアロマがあることが分かりましたが、アロマの楽しみ方もひとつではありません。 それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選ぶようにしましょう。
2-1.ピローミスト
最初にご紹介するのは、枕やシーツに吹きかけることで、心地よい香りに包まれながら眠ることができる「ピローミスト」です。
ピローミストは何と言っても吹き付けるだけという手軽さが魅力です。さらに、寝具に使う前提で作られているため、安眠のための香りのものがたくさん発売されていますので、自分好みの香りを選んで利用することができます。
逆に好みでない香りのものを選んでしまうと、それがストレスになり不眠を招いてしまうのできちんと確認してから選ぶようにしましょう。
ピローミストは枕カバーに利用するのが一般的ですが、それでは香りが強過ぎたり、肌に直接ピローミストが付くのが嫌な場合は、カーテンに使用するなどして調整するようにします。
ただし素材によってはシミなどになる場合もありますので、その点についても注意が必要です。高温多湿の場所や直射日光の当たる場所は避けるなど、保管方法にも注意しましょう。
2-2.ハーブティー
次にご紹介するのは、ハーブティーです。
ハーブティーはカロリー控えめなので、眠る前の飲み物に最適です。ハーブの良い香りが心身ともにリラックスさせてくれて、身体を温めてくれるので安眠効果もしっかり。
ハーブの種類によって効能が違うので、カモミール、ローズ、ラベンダーなど不眠の原因に合わせて選んでみるのがおすすめです。
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2-3.お香
香りを楽しむための方法として、お香は日本人にとってなじみ深い方法です。しかし安眠のためにお香を使うとなると、睡眠時に火を使うことになるため、布団やベッドの側ではなく、燃え移りやすいものがない机の上など、置き場所をしっかりと選ぶ必要があります。
ペットや子どもがいる家庭では、その点も考慮して安全対策を施しておくようにしましょう。
2-4.ディフューザー
アロマオイル(精油)を使用するなら、専用のディフューザーがあると便利です。
ロウソクなどの火で皿をあぶって香りを出すタイプと、機械タイプのディフューザーがありますが、火の心配をせずに安眠するうえでは機械タイプの方が良いでしょう。
ロウソクを使う場合は、万が一倒れてもリスクがない環境を整えます。また、自動タイプでもその音が大き過ぎると逆に気になってしまうことも。購入前に実際に店頭などで確認する、または口コミなどで確認すると良いでしょう。
2-5.ポプリ
寝室に置いておくだけでしばらくアロマの香りが楽しめるポプリもおすすめです。
寝る時に一番顔に近い「枕」に、ラベンダーポプリが入ったこんな商品も。サイズもさまざま、デザインも華やかで可愛くてプレゼントにも喜ばれそうです。
ナチュラル派の方、よりフレッシュな香りを楽しみたい方は、自作でも簡単にポプリを作ることができます。
2-4-1.安眠ポプリの作り方
安眠ポプリを作るのに必要なのは、布とお好みのポプリだけ。
布は自分の好みの大きさで良いのですが、10センチ四方位のものが作りやすく、使いやすいでしょう。1枚の布の場合には、裏返してから半分に折り、左右を縫ってからポプリを入れ、最後に上部を縫います。
中身が出てきてしまわないように不織布などに入れてから布に入れると、作りやすく使いやすくなります。お気に入りの布を使ったり、まわりに可愛いレースをあしらえば、より愛着が湧きますね。
それを枕の近くに置いたり枕の下に忍ばせたりするだけで、自然と寝室にポプリの香りが漂って、心地よい眠りに誘われ安眠することができます。
また、可愛い透明のグラスや小さなワイングラス、ショットグラスなどにポプリを入れて窓際やチェストの上、テレビの近くなど寝室のどこかに置いておくだけでも部屋全体を良い香りにすることができますよ。
3.アロマを味方につけて安眠を手に入れよう
今回は安眠のためのアロマについて解説しました。
心を安らげる効果のあるアロマですが、ひとつ注意したいのは安眠する上で香りが強すぎては逆効果です。使用量は正しく守り、適度な香りに調整するようにしましょう。
また、安眠のための工夫は香り以外にもたくさんあるので、それらを複数組み合わせて利用するのもおすすめです。 快適な睡眠を手に入れるには色々なものを試し、自分に合った最適の組み合わせを見つけてくださいね。