こんにちは!「ぐっすりねむり隊」のあさみです。
この前実家の押入れの整理をしていたら、しばらく使っていない布団を発見!母に聞いてみると、30年もしまいっぱなしだったとか!
最近子どもの友達が泊まりに来るようになったので、また利用したいな…と思ったのですが、さすがに30年前の布団を使えるのか不安になりました。
皆さんのおうちにもしまいっぱなしで眠ったままのお布団はありませんか?
来客用の布団だったり、あるいは家族構成が変わったりといった理由で、今は使っていないしまいっぱなしの布団を持っている家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数年放置していた布団はいつまで使えるのか、また放置していた布団を復活させる方法や保管方法などを調べてみました!
数年しまいっぱなしだった布団は使える?放置していた布団のメンテナンス方法
1.保存状態は?しまいっぱなしだった布団を使うときのチェックポイント
大前提として、布団は寿命が限られている消耗品です。新品時のボリューム感や保温性などをキープできる期間という意味でいえば、寿命は決して長くはないそうです。
一般的に布団の寿命は、どれほど高級なものであっても10~15年程度とされています。
しかし、これはあくまでも毎日使用した場合の目安であり、使えるかどうかは使用頻度や保存状態によって大きく異なります。しまいっぱなしで放置していても、綿や羽毛への負担があまりかからない状態で保存できていれば、ちょっとしたお手入れを施すことで再び使うことが可能です。
逆に、使っていないときにほかの寝具に押しつぶされるような形で何年も放置されていたのであれば、生地も中身も傷んでしまっているかもしれません。 まずは、次のような手順でしまいっぱなしの布団の状態をチェックしてみましょう。
1-1.放置していた布団を天日干ししてみましょう
しまいっぱなしだった布団を出してきたら、まずは状態の確認からはじめましょう。
よく晴れた日に、布団の両面をそれぞれ1~2時間ほど天日干し(羽毛布団の場合は陰干し)してみてください。天日干し後、放置していた際に湿気によって失われてしまっていた弾力が元に戻るようであれば、第一関門はクリアです。
1-2.掃除機を使って布団の汚れを吸い取りましょう
つづいて、放置していた布団の表面にしっかりと掃除機をかけます。 ずっと使っていなかった布団はダニやホコリ、虫の死骸まみれなので、それらをきれいに取り除かなければなりません。
そんなときに助かるのが布団クリーナー。寝室に常備しておいて、寝る前や気づいたときにささっと使える軽さも魅力的です。
そして掃除機をかけるもうひとつの理由は、放置していた布団の生地の状態がチェックできるからです。使っていない布団の生地が経年劣化してる場合、掃除機をかけただけで破けてしまうことも。ここで特に破けたり穴が空いたりしないようであれば、そのまま使うことができるという目安になるでしょう。
また、破けてしまった場合も、布団カバーを二枚重ねにすればひとまず応急的に使うことは可能です。しかし寝ている最中に破けると穴がどんどん広がってしまうので、生地がどれぐらい弱っているのかを先に確認しておくことが大切です。
2.放置していた布団、もう一度使うには?
もし、使っていない布団を天日干しをしても布団が固いままだとしたら、すでに綿や羽毛の寿命は過ぎていると考えられます。 その場合は、打ち直しや買い換えを検討する必要があります。
2-1.布団の打ち直しと買い替え、どちらがお得?
布団の中には「打ち直し」という方法で、古くなってしまった布団をお直しできるものもあります。
放置していた布団が打ち直しができるものだった場合、買い替えと打ち直しではどちらがお得なのでしょう。
敷布団の打ち直しの価格は、布団店にもよりますが大体1~2万円前後。今使用している敷布団の質が良く、高額なものであれば打ち直して使用する方が断然お得です。
打ち直しは何度でも可能なうえ、打ち直しに出すたびに新しい状態になって返ってくるため、買い替えよりも打ち直しをおすすめします。
もし、放置していた敷布団が1万円前後の安い敷布団の場合は、買い替えた方がお得ということになりますが、安価な布団ほど寿命が短い傾向にあります。
つまり、良い品質の布団を打ち直ししながらずっと使い続ける方が、結果としてお財布にも身体にもやさしいということになりそうです。
これを機に、最初から打ち直しができるお店で布団を購入することもひとつの選択肢に入れてみましょう。
2-2.まだある!打ち直しのメリット
布団の打ち直しは、布団の中身を取り出してきれいにして、また新しい生地に入れなおす作業です。そのため、サイズ変更が簡単にできることも打ち直しのメリットと言えるでしょう。
同様に、使っていない布団をリフォームするときに「もう少し布団を厚めにしたい」や、反対に「厚い掛け布団を薄い肌掛け布団にしたい」などの希望も打ち直しで叶えることができますよ。
布団のサイズや用途を変えようと思った際には、新品購入の検討よりも先に、布団の打ち直しを考えてみてはいかがでしょうか。
3.使っていない布団を収納するときのポイント
布団の寿命には、布団を使っていないときの収納状態が深く関係しているということが分かりました。 次に、布団の正しい収納方法についてご紹介します。
3-1.押入れやクローゼットにしまう前のお手入れ
一番良い方法は、クリーニングで丸洗いをしてから収納することです。そしてクリーニング後はビニール袋をはずし、不織布のバッグにしまうことをおすすめします。ビニール袋のまま収納すると、ビニール袋内で結露が起きて押入れの中でカビが生えてしまうこともあります。もしビニール袋のまま収納したい場合は、口を大きく開けるようにしましょう。
3-2.使っていない布団の保管場所
布団を保管するうえで、気を付けたいのが湿気です。
上下2段に分かれている押入れに収納する場合は、風通しの良さを考慮して上段部分に収納するようにしましょう。
どうしても押入れの下段に収納したいときは、スノコの設置がおすすめ。カビだけでなく、ダニの対策にもなります。
さらに、鉄筋コンクリート造のマンションは木造一軒家と比べると湿気がこもりがち。特に、湿気やカビの被害を受けやすい1階は要注意です。もし1階にお住まいでしたら、充分に湿気対策を行いましょう。
鉄筋コンクリート造のマンションにお住まいなら、押入れの床部分だけではなく、壁側にもスノコを立てかけ、直接布団が当たらないようにして通気性をアップさせると良いでしょう。さらに、定期的に押入れを開けてエアコンで除湿することも効果的ですよ。
クローゼット収納の場合も、湿気対策にはスノコが一番です。布団を置くところには押入れ同様に床と壁側にスノコを立てかけることをおすすめします。
また、梅雨や秋雨前線の時期など湿気が多くなる時期には、一週間に一度程度は押入れを空っぽにして空気を入れ替えるようにしましょう。
4.使っていないときの保管方法が大切。正しい収納で布団を長く大切に使おう
布団が使えるかどうかは、保存状態による部分が大きいことが分かりました。
普段使っていない布団についても普段使いしている布団と同様、日頃から湿気や汚れに注意して保管するという習慣を身につけるのが理想的です。
一度押入れに入れてもしまいっぱなしにせず、使っていない布団を半年おきに天日干しや洗濯などのメンテナンスを行っておけば急な来客時でも安心ですね。布団管理のひと工夫で、布団がいつでも気持ち良く使える状態をキープしましょう!