こんにちは!「ぐっすりねむり隊」のあさみです。
皆さんは布団に汚れがついてしまったとき、どのように対処していますか?洋服やタオルなどと違い、気軽に洗えない布団が汚れたときは大惨事ですよね。
我が家では、子どもが寝ている間に鼻血を出し、血液で布団を汚してしまうことがしょっちゅう起こります。
そこで今回は、布団についた血液の落とし方を調べてまとめてみました。
私と同じように血液の落とし方でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
布団についた血液の正しい落とし方・NGな落とし方とは?
1.経血、鼻血、擦り傷…布団についた血液の落とし方をレクチャー!
クリーニング業界では昔から「カレー」と「血液」は、落ちにくいシミや汚れのツートップだと言われているそうです。 布団の場合はカレーのシミがつくことはめったにないでしょうが、横になって過ごす場所だけに血液がつく可能性は少なくありませんよね。
女性であれば経血がついてしまったという経験もある方も多いでしょうし、子供は粘膜が弱く鼻血が出やすいので、目覚めたら布団に血液がついていたということもよく起こります。 大人の男性であっても、傷口に貼っていた絆創膏が寝ているあいだに剥がれていて、血液が出てしまっていたというケースはめずらしくありません。
では、布団に血液が染みついてしまった場合は諦めるしかないのでしょうか?
結論から先に言うと、諦める必要はまったくありません!
なぜなら、布団についた血液の落とし方はしっかりと確立されているからです。
一般的に血液のシミが落ちにくいとされているのは、間違った落とし方をしてからクリーニング店に持ち込まれることが理由だそうですよ。
正しい処置をすれば、布団についた血液のシミは一般家庭でもしっかりと落とすことが可能です。
それでは早速、具体的な落とし方の手順を紹介しましょう。
1-1.手順1:血液の落とし方のポイントは「ぬるま湯」
まずは、ぬるま湯で汚れの部分をしっかりと洗い流します。 このときに注意したいのは、お湯の温度。水が高温だと血液中のタンパク質が固まってしまい、かえって汚れが落ちにくくなってしまいます。 理想は40℃程度ですが、不安であればもっとぬるくても良いでしょう。 熱湯を使うぐらいであれば水のほうがベターです。
1-2.手順2:血液が付着した部分に酸素系漂白剤をつける
続いて、酸素系漂白剤やシミ用洗剤を使用します。
タンパク質を分解してくれる酸素系漂白剤がベストですが、ウールやシルクなどの素材には使用できないので要注意。
最初に布団についている洗濯表示タグをチェックして、適切なものを選んでください。
使用しても問題がない漂白剤または洗剤が見つかったら、血液のシミの部分に直接つけます
1-3.手順3:浮き上がった血液汚れを濡れタオルで拭き取る
酸素系漂白剤などをつけて30分ほど置いたら、固く絞った濡れタオルで汚れを拭き取ります。 ゴシゴシと拭いてしまうとかえって汚れが広がる可能性があるので、こすらないように注意しましょう。イメージとしては「すくい取る」ような感じで行います。
一度できれいにならなかった場合は「漂白剤をつけて放置→固く絞った濡れタオルで拭く」という落とし方を何度か繰り返します。 満足いくまで汚れが落ちたら、あとは乾拭きをすれば完成です。
2.そもそも鼻血ってどうして夜に出るの?
鼻血が原因による布団に付いた血液汚れで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。鼻血の場合、汚れが落ちてもまた繰り返す可能性があります。
実は鼻血は昼間よりも夜間に出やすい傾向があります。夜は心がリラックスしていることから副交感神経が優位となり、血管が拡張していることも理由のひとつ。
また子どもの場合、寝ている間に無意識に鼻をこすってしまい、気づいたら出血しているということも多いようです。
2-1.すぐに止めたい!正しい鼻血の止め方
布団や寝具の上で鼻血を出血してしまった場合、まずは汚れの被害を最小限にするためにも迅速に出血を止めたいですよね。
鼻血が出たら、まずは落ち着いて楽な姿勢で腰掛け、鼻を両側から強く押さえましょう。小鼻を左右から強く押しつぶすイメージです。その状態のまま、10分ほど押さえ続けます。その時に上を向くと、血が喉から口にまわり気持ち悪くなる可能性があるため、顔は下向きにします。10分も経てば、鼻血の大半は止まります。
夜間の鼻血は慌てがちですが、正しい止め方を知っておけば焦らず対応することができますね。早く出血が止めることができたら、寝具や布団への汚れも最小限に抑えられるでしょう。
3.布団についた血液の落とし方の注意点
1では布団についた血液の落とし方を紹介しましたが、布団の素材や柄によっては色落ちを起こしてしまう可能性があります。
色落ちが不安な場合は酸素系漂白剤を、消毒液としても知られる「オキシドール」に置き換えてみてください。
漂白剤と比べると効果はやや薄れますが、オキシドールでもある程度の血液汚れを落とすことができますよ。
ただし、慌ててゴシゴシとこすってしまうと血液のシミが落ちなくなってしまうので、落ち着いて対処するように気をつけましょう。
4.【血液対策】血液で布団を汚してしまう前に
洗うのが大変な布団はできるだけ汚したくないところですが、毎日使うものなので汚れは避けられないもの。
とは言え、血液の汚れやシミを落とす作業は少ないに越したことはありませんよね。
ここでは血液で布団を汚してしまうことを前提に、お手入れが楽な布団の選び方も説明していきます。
4-1.血液で汚れても洗いやすい布団を選ぶ
血液で汚してしまっても、その布団自体が洗いやすいものであれば落とすときの負担も軽減されますね。経済的なのは、ポリエステル素材の布団でしょう。
また、以下のオールシーズン使えて自宅で洗濯ができる肌掛け布団もオススメです。
実際にしょっちゅう布団を汚してしまう我が家では、掛け布団をほほえみケットに変えることで汚れへのストレスが減りました!
高級二重ガーゼ素材を使用しているので肌触りがとても良く、温泉綿が冷えと暑さをコントロールして快眠温度へと導いてくれるので、眠りの質も高まった気がしています。
4-2.打ち直しができる布団を選ぶ
「布団の打ち直し」とは、汚れてしまったり古くなってしまった布団を新品同様の状態に蘇らせる方法を言います。
例えば木綿の布団では、中身の綿を一度ほぐして洗浄殺菌し、新品の綿と同様の状態にしたものを、新しい生地の中に入れます。こうすることで、またふっくらとした気持ちの良い布団に仕立て上げることができるのです。
木綿の布団のほかにも、羽毛布団でも打ち直しができるものもあります。
このような打ち直しができる布団を選べば、同じものを新品同様の状態でお値打ちに手に入れることができるのでおすすめですよ。
ただし、基本的に大手のお布団屋さんは打ち直しを受けてくれませんし、最近では打ち直しを行ってくれるお布団屋さんも減っているのが現状です。 そのため打ち直しができる布団を探す際は、羽毛布団や木綿布団などの打ち直しを電話で引き受けてくれるお布団屋さんを選ぶようにしましょう。
櫻道ふとん店さんであれば打ち直しもやっているので、一度相談してみてはいかがでしょうか?
5.血液で汚れてしまっても諦めず、適切な落とし方で布団をいつも快適に!
布団についてしまった血液の落とし方を紹介してきましたが、血液をきれいに落とすにはできるだけ早くぬるま湯で落とすことが肝心です。すぐに洗えない場合はぬるま湯につけ置きなどをして、血液が固まってしまわないように対処しましょう。
また、洗いやすい布団や打ち直しができる布団を選べば、血液で布団を汚してしまってもいつも気持ちの良い状態で布団を使うことができます。
ご自身のライフスタイルや好きな素材を考慮して、快適な寝具を選びましょう!