毎日の快適な睡眠のために!知っておきたい季節ごとの掛け布団の選び方

毎日の快適な睡眠のために!知っておきたい季節ごとの掛け布団の選び方
あさみ

こんにちは!「ぐっすりねむり隊」のあさみです。
眠りの質にこだわる上で、快適な寝具は欠かせませんよね。

四季のある日本では季節によって寒暖差があり、気温に応じて寝具を変える必要があります。敷布団は通年同じものを使用している方が多いと思いますが、掛け布団に関しては衣替えをする方がほとんどでしょう。br> そこで今回は、掛け布団を切り替えるベストなタイミングや季節ごとに適した掛け布団の選び方について調査しました!

もくじ

毎日の快適な睡眠のために!知っておきたい季節ごとの掛け布団の選び方

1.お布団の中の快適温度って、知っていますか?

皆さんは、お布団の中の温度や湿度のことを「寝床内気候」と呼ぶのをご存知でしょうか。 様々な研究により、安眠・快眠のための寝床内気候は温度が32~33度、湿度が55~60%が理想であることが分かっています。この条件がそろうと人はアルファ波が出てリラックスしてぐっすり眠れるのだとか。

ということは、電気毛布などの使用により寝床内気候の温度を高くすることは、必ずしも快眠につながるわけではないようです。季節や気温や室温に合わせた掛け布団の選び方こそが、体調管理に重要なのですね。

2.季節と掛け布団の関係とは?掛け布団の賢い選び方

季節によって着る服を替えるように、掛け布団も季節ごとに使い分けるのが理想です。ご家庭でも、少なくとも夏物の掛け布団と冬物の掛け布団の2種類は用意されている場合が多いと思います。

その一方で、悩んでしまうのが春先や秋口です。気温の変化が激しくなる時期ですから、布団の衣替えの時期を間違えてしまうと体調を崩す原因にもなりかねません。

季節ごとの掛け布団の選び方では、何を基準にすれば良いのでしょうか?

2-1.掛け布団の切り替えは室温±5°Cが目安

掛け布団の衣替えのタイミングは難しいですが、目安としては室温を参考にすると良いでしょう。「なんとなく寒くなったから」と体感で決めるより、室温という基準を設けることで迷わず掛け布団の衣替えができますよね。
室温に応じて次のような素材の掛け布団を選べば、寝心地も良く快適な睡眠につながりますよ。

~5°C:羽毛布団 + 毛布
~10°C:羽毛布団
~15°C:合掛け布団
~20°C:合掛け布団 または 肌掛け布団
~25°C:肌掛け
26°C〜:ケット類

3.掛け布団の正しい取り扱い方とは?ケアのポイントを四季別に解説

快適な睡眠のためには、気温だけでなく、湿度や環境によって掛け布団のケア方法を変えることも大切です。大切な掛け布団を長く使うためにも、季節ごとに注意したい掛け布団の取り扱い方法を知っておきましょう。

3-1.春に最適な掛け布団の選び方と注意点

春に掛け布団を使用するうえで気になるのは、やはり花粉でしょう。
現代では日本人の4割が花粉症だという調査結果もありますから、布団に花粉が付着してしまっては快適な眠りは実現できませんよね。

花粉を避けるには、化学繊維でできた掛け布団や布団カバーの使用を避けるのがおすすめ。化学繊維は静電気を帯びやすく、花粉が付着しやすくなってしまうからです。また、日頃から掛け布団に「花粉防止スプレー」を噴きかけておくのも効果的でしょう。

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3-2.夏に最適な掛け布団の選び方と注意点

夏は汗をかきやすい季節。ただでさえ私たちは毎晩コップ1杯分の汗をかいていると言われていますが、熱帯夜ともなればそれ以上の発汗をしていることでしょう。

布団にとって水分は大敵です。カビや虫害の原因となるだけでなく、悪臭やアレルギーを引き起こす可能性もあります。 そのため、夏場は通気性を重視した掛け布団を選ぶのが正解。吸湿性の高い木綿のタオルケットや、冷房の効いた部屋で寝る場合は薄い羽毛布団(肌掛け布団)などがおすすめですよ。

反対に夏に使用を避けたいのは、化学繊維の掛け布団です。吸湿性が低く、寝ている間にかいた汗を吸い込まないため、掛け布団のなかに湿気がたまってムシムシとした不快な寝心地になりがちです。

また、夏場はこまめに天日干しするようにして、掛け布団の内側にある湿気を逃がしてあげることも大切です。必ず布団カバーもかけ、こまめに洗濯するようにしましょう。「布団カバーだけじゃなく、全部洗ってすっきりしたい!」という方は、丸洗い可能な掛け布団を選ぶことをおすすめします。

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3-3.秋に最適な掛け布団の選び方と注意点

寝具選びで最も難しい季節が秋です。 30℃近い暑さだった翌日に急に20℃以下まで冷え込むこともあり、気を抜いているとすぐに体調を崩してしまいます。秋の布団の選び方のポイントは、保温性と通気性を兼ね備えた素材を選ぶことです。具体的には綿布団がこれに該当します。

また、秋は夏に増えたダニや細菌などが最も布団内で増殖している時期でもあります。死滅するとアレルゲンになってしまうので、こまめに掃除機をかけたり天日干しをすることを忘れないようにしましょう。丸洗い可能なものであればなお良いですね。

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3-4.冬に最適な掛け布団の選び方と注意点

冬の掛け布団の選び方のポイントは、なによりも保温性を重視すること。しかし、温かければなんでもいいというわけではない点に注意が必要です。

いくら保温性に優れていたとしても、重い布団は快眠の妨げになってしまいます。体が圧迫されて窮屈なうえに寝返りを打ちにくくなってしまうので、翌朝起きると体の節々が痛いということにもなりかねません。素材としては、木綿の掛け布団は重くなりがちなので避けたいところです。

掛け布団を羽毛布団にするならば、より効果的な使い方も覚えておきましょう。
羽毛布団の羽毛は、体温で温められると一層保温力を発揮するという特徴があります。そのため、身体と布団が接するように使えば体の温度がより羽毛に伝わりやすくなり、保温効果がアップしますよ。

さらに毛布には外からの冷気をシャットアウトし、羽毛布団の中の暖気を外に逃さない断熱効果が期待できます。羽毛布団と毛布を重ねて使うときは、羽毛布団の上から毛布を掛けることをおすすめします。

ただし、シルクやカシミヤ、ウールといった天然素材の毛布や、布団の内側に掛けることを想定して作られたインナーブランケットの場合は、保温性や吸放湿性に優れているため、羽毛布団の内側に入れて使用しましょう。

3-5.冬から春、秋から冬へと変わる時期の掛け布団の選び方

気温の変化が起こりやすい季節の変わり目は、少し体調を崩す方も多いのではないでしょうか。はっきりとした不調はなくても「なんとなく身体がついていかない…」という経験もあると思います。そんな季節の変わり目は特に、眠りの質を高めて気温の変化に対応したいところですね。

四季のある日本では、昔から「合い掛け布団」をうまく利用して季節に対応してきました。
エアコンなどの空調が発達した近年ではそれほど気にしていない方も多いようですが、睡眠時に空調をきちんと設定しているのに寒い、または暑いと感じるのは、お布団の中の温度や湿度「寝床内気候」が睡眠に適した温度・湿度になっていないからなのです。

季節の変わり目には、掛け布団より薄く、肌掛けケット類よりは厚い「合い掛け布団」を上手に使い、最適な「寝床内気候」にして体調管理をしましょう。

4.季節にぴったりの掛け布団で快適な睡眠を!

今回は季節ごとにおすすめの掛け布団の種類や素材についてご紹介しました。
「今まではなんとなく体感で掛け布団を替えていた」という方は、ぜひ今年から室温を基準とした掛け布団の衣替えを始めてみてくださいね。 また、眠りの質の向上のためにも、季節ごとの布団のケア方法も実践してみてください!

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